「今際の国のアリス」の原作は?漫画のあらすじやネタバレ・最終回を徹底解説

Netflixの大ヒットドラマ『今際の国のアリス』の原作は、麻生羽呂による衝撃のサバイバル漫画です。

日常が一瞬で非日常に変わる謎の世界「今際の国」で、生き残りをかけて展開される究極のデスゲーム。息をのむ心理戦、頭脳戦、肉体戦が入り乱れる中、明かされる驚愕の真実とは?

本記事では、原作漫画のあらすじやネタバレ、感動と衝撃が入り混じる最終回まで徹底解説します。

目次

原作漫画『今際の国のアリス』とは?

今際の国のアリス

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  • 原作:麻生羽呂(あそう はろ)
  • 連載期間:2010年~2016年
  • 巻数:全18巻
  • ジャンル:サスペンス・ホラー・アクション

『今際の国のアリス』は、麻生羽呂によって描かれた日本の漫画作品で、ジャンルはサスペンス・ホラーに分類されるデスゲーム系の物語です。

命を懸けたスリリングな展開が魅力で、「生き残り」をかけた緊迫感あるストーリーが読者を引き込みます。

本作は2010年から2016年にかけて、小学館の『週刊少年サンデーS』および『週刊少年サンデー』で連載され、全18巻・全65話が単行本としてまとめられています。

タイトルに含まれる「今際(いまわ)」という言葉は「死に際」や「臨終」を意味し、その名の通り、登場人物たちは「生と死の狭間」で過酷なゲームに挑むことになります。

作品の人気と評価は高く、メディアミックス展開も多数実現されました。2014年から2015年にはオリジナルビデオアニメ(OVA)が全3話制作され、さらに2020年にはNetflixにて実写ドラマが配信され、大きな話題を呼びました。

また、連載終了後もスピンオフ作品が発表されており、別主人公による『今際の路のアリス』や、主人公・有栖(アリス)のその後を描いた短期連載『今際の国のアリス RETRY』などが制作されるなど、作品の世界観は今も広がり続けています。

アニメ・Netflix(実写ドラマ版)と原作漫画の違い

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Netflixで配信された実写ドラマやアニメ版を先に観た人にとって、原作漫画との違いは気になるポイントです。

特に2020年配信のシーズン1と、2022年配信のシーズン2では、原作をベースにしながらも随所にアレンジが加えられており、作品の印象が変わる部分もあります。

ここでは、実写ドラマ版と原作漫画の主な違いを紹介します。

登場人物の設定の違い

原作ではアリスやカルベ、チョータら主要キャラは高校生として描かれていますが、ドラマ版では20代前半の若者に設定変更されています。

また、キャラクターの性格や背景もアレンジされており、例えばアリスは原作では「ギター経験がある普通の少年」ですが、ドラマ版では「ゲーム好きな青年」として描かれています。

クイナについても、原作では明確にトランスジェンダー女性として設定されていますが、ドラマではその描写がやや控えめになっています。

今際の国への入り方の違い

原作では、渋谷で花火が上がった直後に街から人が消え、アリスたちは「今際の国」へ迷い込む形でした。

一方、ドラマ版では各キャラクターが異なる状況で突然異世界に飛ばされるという演出になっており、導入の仕方が異なります。

また、「今際の国」の正体についても、原作では中盤以降で明かされますが、ドラマ版ではシーズン2の最終話でようやく言及されます。

最初のゲームの違い

原作で最初に登場するゲームは「おみくじ」を使った数字当てゲームでしたが、ドラマ版では複数のドアから正解の出口を選ぶ脱出ゲームが描かれています。

原作は知力と運を試すような内容でしたが、ドラマ版ではよりスリラー要素が強調され、多人数の登場人物による緊張感ある演出が施されています。

ゲームの内容と展開のアレンジ

ドラマ版では、原作にないオリジナルゲームや、スピンオフに登場するゲームが本編に取り入れられています。

例えば、トンネルでの「DISTANCE(ディスタンス)」はNetflixオリジナルの内容です。また、「ビーチ」のNo.5幹部マヒルが登場しないなど、キャラクターの扱いやエピソードの展開にも差があります。

さらに、ホテル火災の際にニラギが銃を乱射するなど、ドラマでは派手なアクションが追加されているのも特徴です。

暴力・性的描写のトーン調整

原作にはサバイバルデスゲームならではの暴力や性的描写が含まれていますが、Netflix版ではそれらがマイルドに描かれており、視聴者層への配慮が見られます。

例えば、アリスとウサギの関係を描いた場面も、実写版ではかなり控えめに表現されています。

物語の進行スピード

ドラマ版シーズン1は全8話で原作単行本8巻分ほどの内容をカバーしています。シーズン2で完結まで描かれますが、一部キャラの背景やエピソードは省略・簡略化されています。

原作を読むことで、ドラマ版では描かれなかった人物の心情や関係性、ゲームの背景なども深く理解できるようになります。

トランプのマーク別ゲームの特徴(ハート・ダイヤ・スペード・クラブ)

『今際の国のアリス』では、参加者たちが命を繋ぐために挑む「げぇむ(ゲーム)」が、トランプのカードを模して構成されています。

カードの数字はゲームの難易度(1〜13)スート(マーク)はそのゲームのジャンルを表しています。

スートによって試される能力や攻略の鍵が異なるため、プレイヤーたちは自分の適性やチーム構成を考えながら参加するゲームを選んでいきます。

ここでは、ハート・ダイヤ・スペード・クラブそれぞれのスートに込められたゲームの特徴を解説します。

♥ ハート(心理戦タイプ)

ハートは、最も精神的な負荷が大きく、参加者たちの信頼・疑念・裏切りがテーマとなる心理戦型のゲームです。

仲間を信じるか、裏切るかという究極の選択を迫られる展開が多く、精神的に追い詰められるのが特徴です。

例えば原作では、「七の♥」のゲームで、アリスたちは互いに殺し合いを強いられ、仲間を失うという衝撃的な展開に。

ハートのゲームは「人の心を壊す」ことが最大の目的とも言え、極限状態での人間ドラマが描かれます。

♦ ダイヤ(知能戦タイプ)

ダイヤのゲームは知識・論理・戦略が鍵を握る頭脳型のパズルや謎解きが中心です。

暗号の解読や、計算、推理といった知的能力が求められる内容が多く、冷静な判断力とひらめきが勝敗を左右します。

作中で描かれる「キングの♦」のゲームでは、法律家・九頭竜とアリスが命をかけた知略戦を展開。その緻密なルールや駆け引きは、読者の推理心をも刺激するほど高度なものでした。

♠ スペード(肉体戦タイプ)

スペードは体力・行動力・サバイバル能力が問われる肉体派のゲームです。

鬼ごっこや逃走劇、戦闘など、アクション要素が満載で、直接的な「死」の恐怖が常に付きまといます。

中でも印象的なのは、「キングの♠」のゲーム。武装した殺人鬼による“生き残りゲーム”では、登場人物たちが命がけのチームプレイで立ち向かいます。ここでは、肉体的な強さと勇気が最大の武器になります。

♣ クラブ(協力・バランス型)

クラブのゲームは、知力・体力・心理力のバランスが求められる“オールラウンダー向け”のゲーム。特に、参加者同士の協力が勝敗を分けるケースが多く、「信頼」がキーワードになります。

代表例は、特別編で描かれた「くらぶの4(クラブの4)『らんなうぇい』」。トンネル内を走るレースゲームで、いかに他者とペースを合わせ、協力できるかが生死を分けました。

裏切りが常態化する今際の国において、協力が勝利のカギになるという点が特徴です。

キャラクターとスートの相性

作中の主要キャラクターたちも、それぞれ得意とするスートが異なります。

  • アリス:機転と観察力に優れ、心理戦(ハート)を得意とする
  • カルベ:空手の達人で肉体派、スペード系に強い
  • チシヤ:医学生で頭脳明晰、ダイヤ系ゲームの切り札的存在

このように、スートごとに試される能力が異なることで、キャラクターたちの個性が浮き彫りになり、物語全体のドラマ性を高めています。

主要キャラクターと人間関係

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命を懸けたデスゲームを描く『今際の国のアリス』では、登場キャラクターたちの人間関係や背景が物語に深みを与えています。

仲間との絆、裏切り、信頼、葛藤――それぞれの人物が抱える過去や成長も見どころです。ここでは、原作漫画を中心に、主要キャラクターとその関係性を紹介します。

キャラクター名通称/あだ名特徴・役割関係性・人間関係
有栖 良平アリス主人公。心理戦に強く仲間想い。ゲームを通して成長ウサギ、カルベ、チョータと強い絆
宇佐木 柚葉ウサギ登山家。身体能力抜群。ヒロイン的存在アリスの相棒。後に恋人関係に
苅部 大吉カルベ肉体派の兄貴分。仲間思いで頼れる存在アリス、チョータと親友関係
勢川 張太チョータムードメーカー。臆病だが優しいアリス、カルベと友情で結ばれる
紫吹 小織シブキキャリア女性。計算高いが内面に弱さありアリスに現実を教える存在
海崎 隆ハッター/帽子屋「ビーチ」創設者。カリスマと独裁性を併せ持つアグニの親友。アリスたちと敵対関係に
阿院 祐一アグニ元自衛官。豪胆な戦闘力の持ち主ハッターと親友→対立。ビーチ幹部
苣屋 駿太郎チシヤ医学生。頭脳派で策略家クイナとコンビ。アリスと対照的
水鶏 光クイナ元男性のトランス女性。格闘技に優れるチシヤの相棒。仲間想い
安梨鶴奈アン元法医学者。冷静な分析力が武器終盤まで生存。仲間への情も見せる
弐霧 直治ニラギ元不良。狂気的な暴力キャラアリスたちと度々衝突
九頭竜 黒彦クズリュー元弁護士。命の価値に葛藤アリスとダイヤのゲームで対決
御影 未来ミラゲームマスターの正体。美しく冷酷最終ゲーム「クイーンの♥」として登場

有栖 良平(アリス)

本作の主人公。現実世界では冴えない高校生で、家族との関係に悩みを抱えていた青年です。今際の国では持ち前の観察力と心理戦の強さを発揮しながら、仲間思いな性格でゲームに挑みます。過酷な体験を経て「今際の国の謎を解き明かす」強い意志を持つようになり、物語の核を担う存在へと成長していきます。

宇佐木 柚葉(ウサギ)

アリスの相棒であり、本作のヒロイン。登山家で、優れた身体能力とサバイバル術を持っています。アリスと出会い、彼を助けたことをきっかけに行動を共にし、やがて深い信頼関係と愛情が芽生えます。明朗快活な性格と行動力で、特にスペードのゲームでの活躍が光ります。

苅部 大吉(カルベ)

アリスの親友で、肉体派の頼れる兄貴分。現実ではバーで働く熱血漢で、今際の国でも仲間を守るために戦います。豪胆な性格ながら、仲間を思うあまりに苦悩する場面もあり、アリスにとっては精神的支柱となる存在です。

勢川 張太(チョータ)

アリス、カルベの親友。ムードメーカー的な存在で、明るい性格の裏には臆病さや家庭環境への不満が潜んでいます。今際の国では負傷を抱えながらも仲間に尽くし、彼の行動がアリスの覚醒のきっかけにもなりました。

紫吹 小織(シブキ)

序盤で登場する年上の女性。現実ではキャリアウーマンとして成功を目指す一方、内面には葛藤を抱えていました。生き残るための計算高さと、人間的な弱さの両面を持ち、アリスの心に大きな影響を与える存在となります。

海崎 隆(ハッター / 帽子屋)

「ビーチ」の創設者でリーダー。自由奔放でカリスマ性がありながら、仲間を犠牲にしてでも目的を果たそうとする冷酷さも併せ持ちます。親友アグニとの関係や「ビーチ」の崩壊を通して、理想と現実のギャップを浮き彫りにします。

阿院 祐一(アグニ)

元自衛官で、ハッターの親友。「ビーチ」のNo.2として活躍し、豪胆かつ仲間想いな性格で頼れる存在です。過去のトラウマを抱えつつも、最終盤まで物語に大きな影響を与えるキーパーソンです。

苣屋 駿太郎(チシヤ)

冷静沈着な医学生。頭脳派で、ゲームを論理と計算で攻略するタイプ。一匹狼的な行動をとりながらも、必要な場面では他者と協力する柔軟さを持ち合わせています。終盤では心理的な成長も見られ、物語の中心人物の一人となります。

水鶏 光(クイナ)

元男性のトランスジェンダー女性。空手の達人であり、明るくサバサバした性格が魅力。現実では性別に悩みを抱えていた過去があり、今際の国で「自分らしく生きること」の意味を見つけようとしています。

安梨鶴奈(アン)

元法医学者の理論派女性。分析力と冷静な判断でゲーム攻略に貢献します。一見クールで感情を見せませんが、仲間思いな一面もあり、終盤では感情のこもった選択をする場面も描かれています。

弐霧 直治(ニラギ)

暴力的で問題児な存在。元不良で、今際の国では暴力と狂気に身を任せて行動します。常に不安定な精神状態にありながらも、終盤まで強烈な存在感を放ちます。

九頭竜 黒彦(クズリュー)

元弁護士で、「命の価値」について深い哲学を抱える人物。ダイヤのゲームではアリスと激しく対峙し、その内面の葛藤が今際の国のテーマにも深く結びついています。

ミラ(御影 未来)

「ビーチ」の美しい幹部で、正体は今際の国のゲームマスター的存在。最終ゲーム「クイーンの♥」として登場し、アリスたちに最後の心理戦を仕掛けます。『鏡の国のアリス』の“鏡”に由来する名前も印象的です。

ストーリーあらすじ【ネタバレ注意】

今際の国のアリス

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原作漫画『今際の国のアリス』は、3部構成(序盤=ファーストステージ、中盤=ビーチ編、終盤=ネクストステージ)で物語が展開されます。まだ物語を未読の方はご注意ください。

序盤:異世界「今際の国」への迷い込みと試練

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退屈な日常を送っていた高校生の有栖良平(アリス)は、親友のカルベ、チョータと渋谷で夜遊びしている最中に謎の大花火を目撃します。

次の瞬間、街から人影が消え去り、無人の東京が広がっていました。困惑する3人の前に現れたのは「今際の国へようこそ」という表示と、奇妙なゲーム会場への誘導。こうしてアリスたちは強制的に命懸けのゲームへ参加させられることになります。

最初のゲームはビル内での数字当てクイズ。難易度は比較的低く、♣クラブや♦ダイヤに相当するものでした。

アリスたちは間一髪でクリアし、「ビザ」と呼ばれる滞在許可(日数)を得ますが、この世界ではビザが切れると上空からレーザーで即死という過酷なルールがあることを知ります。生き延びるには次々とゲームに勝ち続けねばならない——3人は愕然としつつも、協力して生き抜くことを誓います。

やがて彼らは、同じくゲーム参加者だった若い女性・シブキと合流。4人でチームを組み、次のゲームに挑みます。順調に勝ち抜くかに思われた矢先、運命の「七の♥」(ハートの7)ゲームが開催されました。

それは「4人中3人が死亡し、1人だけが生還できる」という非情きわまりない内容。閉じ込められた庭園で、最後の1人になるため仲間同士で殺し合わねばならない——極限の心理戦が展開されます。

シブキは生き残りを図りアリスを襲おうとしますが、カルベとチョータが自ら犠牲となる道を選び、結果的にアリスだけが生き残ってしまいます。

親友2人の自己犠牲という結末に、アリスは深い絶望と罪悪感に打ちひしがれます。この出来事は後に「ビーチ」で語られる“四ツ辻の殺人”事件として知られることになります。

仲間を失い、一人さまよっていたアリスは絶望から自暴自棄になりかけますが、そんな彼を救ったのがウサギ(宇佐木柚葉)でした。

彼女は単独で今際の国を生き延びてきた強くたくましい女性であり、アリスに生きる気力を取り戻させました。2人はパートナーとなり、互いを支え合いながらゲームに挑んでいくようになります。

アリスは「仲間たちの死の意味を無駄にしないためにも、この世界の謎を解く」と心に誓い、より強い意志で今際の国を生き抜く決意を固めるのでした。

中盤:「ビーチ」楽園の狂気とハートのクライマックス

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アリスとウサギはやがて、噂に聞いていた生存者たちの大集団コミュニティ「ビーチ」に辿り着きます。そこは廃ホテルを拠点に、「みんなでカードを集めてこの世界から脱出しよう」という理念の下に集った一種のユートピアでした。

リーダーはNo.1の「帽子屋」ことハッター(海崎隆)。アリスたちはビーチのメンバーとして迎え入れられ、個性的な幹部たち(チシヤ、クイナ、アン、ニラギ、クズリュー等)と出会います。

しかし、表向きは自由と享楽を謳うビーチにも暗部がありました。実はハッターは「全てのトランプカードを集めた者だけが元の世界に帰れる」と信じており、メンバーたちにカードを集めさせては自分の元に集積するという独裁的な体制を敷いていたのです。

カードを独占し脱出権を得ようとするハッターと、協力体制に疑念を抱く一部メンバーとの間で、徐々に摩擦が生じていきます。そんな中、ハッターの親友でNo.2のアグニは密かに不満を募らせていました。

ある夜、ビーチ内で惨劇が起こります。次なるゲーム会場がビーチのホテルそのものとなり、難易度「十の♥」――通称“魔女狩り(ウィッチ)”ゲームが開始されたのです。

ルールは「ホテル内で発見された女性の死体。その殺害犯(ウィッチ)を見つけ出し炎で処刑せよ。制限時間内に犯人が処刑されなければ、ゲーム参加者全員が死亡する」というもの。

ビーチの大勢のメンバーが半強制的に参加させられ、犯人探しが始まりますが、この状況はメンバー同士の疑心暗鬼と暴走を引き起こしてしまいます。

混乱の中、実は直前にハッターが何者かに射殺されていたことが判明します(原作ではハッターとNo.3クズリューが外出先で死亡。ドラマ版ではアグニが誤って射殺)。

指導者を失った集団はパニックに陥り、一部の凶暴な者たち(ニラギら)が「魔女」を名目に次々と人を殺し始めます。狂気の大量殺戮がホテル内で展開され、まさに地獄絵図と化しました。この惨状を食い止めようと、アグニやアリス、ウサギ、チシヤ、クイナら主要メンバーが奮闘します。

アリスは冷静に推理し、このゲームの真相に辿り着きます。真の犯人(ウィッチ)は誰もいない——実は「殺された女性(モモカ)自身がゲームマスター側の人間(ディーラー)であり、参加者同士の殺し合いを引き起こすのがゲームの目的」だったのです。

最後にはアリス自らモモカの死体を炎に投げ入れ、「魔女は処刑された」と宣言することでゲームクリアとなりました。直後にビーチのホテルはニラギの放火により全焼し(原作でも放火は描写されます)、生き残ったメンバーは呆然と燃え落ちる拠点を見つめます。

ビーチという仮初めの楽園は崩壊し、多くの犠牲者とともにファーストステージ(数字札ゲーム)の幕は閉じました。

魔女狩りゲーム終盤、アリスはモモカの遺したビデオカメラを手に入れていました(ドラマ版ではスマホ映像)。その映像から、モモカと仲間のアサヒが今際の国のゲームを裏で仕組んでいた“ディーラー”だったこと、そして彼女たちが自分たちも死ぬ覚悟でゲームの記録を残していたことを知ります。

アリスたちは「今際の国にはゲームを運営する側の人間が存在する」という事実に衝撃を受け、その正体を突き止めようと決意します。

終盤:「ネクストステージ」絵札ゲームと今際の国の真実

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ビーチ壊滅後、生き残ったプレイヤーたちに休む間はありませんでした。全ての数字札が揃った直後、上空に巨大な飛行船団が現れ、そこに掲げられたトランプの絵札(J・Q・K)が次なるゲーム開始を告げたのです。

アナウンスにより、ここから先は「ネクストステージ」すなわちフェイスカード(絵札)との直接対決であることが宣言されました。各絵札カードごとに“今際の国の住人(=ゲームマスター役)”が現れ、プレイヤーと死闘を繰り広げることになります。

アリス、ウサギ、チシヤ、クイナ、アンなど主要メンバーは再び散り散りになりつつ、それぞれのゲームに挑みます。命がけの戦いの連続の中で、彼らは新たな仲間との出会いや別れ、そして運営側「今際の国の住人」の思惑に触れていきます。終盤の主なゲームとクライマックスを追ってみましょう。

キングのクラブ(♣K)戦

「ビーチ」で生き残ったメンバーたちは、まずキングのクラブが主催するゲームに挑みました。キングのクラブ=粟国庇護(あぐにひご)通称“キューマ”は、ロックミュージシャン風の快活な男で、5対5のチームバトル型ゲーム「限界(ビーダ)」を仕掛けてきます。

アリス、ウサギ、クイナ、チシヤ、アンの5人はチームを組み、音楽を使った陣地取り合戦というユニークなゲームでキューマのチームと対決しました。

お互いに称え合うような清々しい戦いの末、アリスたちは辛勝します。キューマは敗北を悟ると潔く自ら命を絶ち、彼の人間味とこの世界の理不尽さにアリスたちは複雑な想いを抱えます。

ジャックのハート(♥J)戦

チシヤは単独でジャックのハートのゲームに参加しました。それは監獄を舞台にした心理ゲーム「ビーチ(美人投票)」で、参加者たちは首輪に表示された自分のカードを当てなければ死ぬという疑心暗鬼の極致に陥るものでした。狡猾なチシヤは持ち前の頭脳で他者を欺きつつ真犯人であるジャックを見抜き、最後は自らの捨て身の策でゲームをクリアします。この極限の心理戦を経て、チシヤは人間の本質と自分自身の在り方について深く考えさせられ、彼の内面に変化をもたらしました。

キングのダイヤ(♦K)戦

アリスは因縁深い相手であるクズリューと、キングのダイヤとして再会します。2人が挑んだのは知能ゲーム「均衡の矛盾(ビジン投票)」。

これは互いに選択した数値の平均を予測し合うという高度な頭脳戦で、命の価値は平等かというクズリューの信念が試されるものでした。

ゲームは何度かの引き分けを挟み熾烈を極めますが、最後はアリスがギリギリで勝利を収めます。クズリューは自らの過去と向き合いながら静かに最期を迎え、アリスに「自分のように道を誤るな」と諭すのでした。

キングのスペード(♠K)戦

終盤最大の難関となったのが、キングのスペードとの戦いです。彼は通称「ラスボス」と呼ばれる武装した殺人鬼で、街全体をフィールドに常に移動しながらプレイヤーを無差別に襲撃してきます。

このゲームは定められた方法でキングを倒さない限り終わらない、いわば延々と続くバトルロワイヤルでした。銃火器を自在に操る圧倒的な強さのラスボスに対し、生き残りのプレイヤー達は協力して挑みます。

アグニはじめ屈強な者たちが次々と倒れていく中、ウサギやアンも負傷してしまいます。最後はアリスと仲間数名が捨て身の策でラスボスに突撃し、激闘の末にこれを撃破しました。アリス自身も瀕死の重傷を負いますが、この勝利で残すゲームはあと一つとなります。

最後のゲーム:クイーンのハート(♥Q)戦

そして遂に最後のゲーム、クイーンのハート(♥Q)戦が始まります。会場は不気味な洋館。その庭でアリスとウサギが見たのは、優雅にティータイムを楽しむ女性でした。彼女こそがビーチ元幹部のミラ、そして今際の国最後の試練である“女王”です。

ゲームの内容は拍子抜けするほど単純でした。クロッケーを3回プレイする——それだけです。アリスとウサギは半信半疑のままミラとクロッケー対決を始めますが、次第にミラの巧みな心理攻撃に巻き込まれていきます。

ミラは飄々と二人に語りかけ、この世界は「精神が作り上げた仮想現実」「実はあなた方は今薬物治療を受けている精神病患者」などと幾重もの嘘の“種明かし”を仕掛けて翻弄します。混乱するアリスの脳裏に次々と偽の記憶や幻覚が流れ込み、彼は現実感を失いかけました。

ウサギの必死の呼びかけと、自分がこれまで積み重ねてきた仲間との絆の記憶によって、アリスは何とか正気を取り戻します。

「これ以上大切な思い出を偽物にさせない!」——アリスはそう叫び、ウサギと共に最後の一打を放ちます。クロッケーの試合結果は有耶無耶のまま時間切れとなりましたが、ミラは満足そうにゲーム終了を宣言しました。

全てのカードをクリアした瞬間、アリスたちの頭上に放送が流れます。「今際の国」のすべての滞在者に対し、“この国に永住する権利”を受け入れるか否かの選択肢が提示されたのです。

ビーチ壊滅後、生き残ったプレイヤーアリス、ウサギ、チシヤ、クイナ、アン…最後まで生き残った者たちは各々永住を拒否する=現実世界への帰還を選びます(一瞬、拒否すればレーザーで処刑されるのでは?との疑念もありましたが、それは杞憂でした)。かくして、長きにわたる死闘の幕が下ろされます。

最終回の結末と読後の感想【ネタバレ注意】

原作漫画『今際の国のアリス』最終回(最終話)では、今際の国で最後まで生き残った者たちが永住権を拒否した直後のシーンが描かれています。アリスが気が付くと、そこは現実世界の渋谷の街頭。救急隊に担架で運ばれているところでした。

実は彼らは皆、隕石災害によって心肺停止に陥っていたのです。作中で「花火」と呼ばれていたものの正体は地球に降り注いだ隕石群であり、その落下による大災害によって東京は多数の死傷者を出していました。

アリスやウサギ、ビーチのメンバーたちは、その隕石爆発で一瞬心が停止した間に「今際の国」に誘われ、生死の境を彷徨っていたことが明かされます。つまり今際の国の正体は臨死状態の人々が迷い込む異世界だったのです。

生還したアリスは病院で目を覚まし、自分が隕石衝突に巻き込まれていたことを知らされます。同じ頃、ウサギ、チシヤ、クイナ、アン、アグニ、そして他の生存者たちも現実世界で目覚め、それぞれ救命措置を受けていました。

彼らはみな今際の国での記憶を失っており、互いのことも(少なくとも表層的には)思い出せません。ただし、どこか説明できない心の変化や繋がりの予感を感じています。エピローグでは、退院後の日常風景の中で偶然にアリスとウサギが再会する場面が描かれました。

記憶は無いながらも運命的に惹かれ合う二人がすれ違いざま振り返り、微笑み合う——そんな希望を感じさせるラストシーンで物語は幕を閉じます。

最終回における種明かしは、一見すると「夢オチ」「実は全て仮想の世界の出来事だった」というような展開にも受け取れます。しかし物語序盤から伏線として散りばめられていた「花火」や空間の違和感などが一本の線で繋がり、臨死体験のメタファーとして筋が通った結末となっています。

隕石事故という理不尽な不幸に巻き込まれた登場人物たちが、極限世界でのサバイバルを経て再び人生の舞台に戻ってくる姿は、読み終えた後にどこか清々しい余韻を残します。

もっとも、この終盤の種明かしについては賛否両論もありました。一部読者からは「最終回がひどい」「結局何だったのか意味が分からない」といった声も上がりました。

確かに、壮大なデスゲームの結末が現実の事故による臨死体験だったと判明する展開に拍子抜けしたり、「都合が良すぎる」と感じたりする向きもあるようです。

特にドラマ版視聴者を中心に「夢オチみたいで残念」という意見が散見されました。しかし、原作漫画においては作中で世界観の説明が丁寧に行われており、単なる夢物語とは一線を画しています。

むしろ、極限状態で見せたキャラクター達の成長と選択が現実世界での生への意志に直結する構成は、本作のテーマを体現していると言えるでしょう。

アリスは今際の国での経験(たとえ記憶は無くとも)を通じて、現実世界の何気ない日常の尊さに気付いたはずです。

ラストで彼が見せる爽やかな表情からは、以前の虚無的な彼ではなく力強く人生を歩んでいこうとする意思が感じられます。

読後には、「もし自分が突然人生の岐路に立たされたら何を思うだろうか」「日々を大切に生きよう」というメッセージが胸に迫り、深い余韻とともに物語を閉じることになります。

読者の評価・レビューまとめ

原作漫画『今際の国のアリス』は、そのスリリングな展開と奥深いテーマ性から概ね高い評価を得ています。

デスゲームものとしては王道的な設定ながら、「最後まで先が読めない物語」「キャラクター描写が丁寧で引き込まれる」などの声が多く、漫画読者からの評判は連載当時から高かった作品です。

累計発行部数は2016年3月時点で130万部を超えており、Netflixでの実写化によって国内外から新たなファンも獲得しました。「ありきたりなデスゲーム設定かと思いきや深みがある」「常に緊迫感があり一気読みした」といった肯定的なレビューが目立ちます。

一方で、物語の終盤や結末に関しては賛否が分かれました。前述したように「最終回が分かりづらい」「夢オチだと勘違いしてしまった」という指摘や、「夢オチっぽい」という誤解もあったようです。

しかし実際には、物語全体で世界観の伏線が張られており、作者自身も単なる夢オチではなく「生と死の境界」をテーマに据えた物語として丁寧に描き切っています。

総じて「ありがちな設定ながら最後までハラハラさせられた」「読後に考えさせられるものがあった」と評価する読者が多く、漫画としての完成度は高いと言えるでしょう。

また、2020年にNetflixで実写ドラマ化された際には原作ファン以外にも広く注目を集め、「原作コミックスも面白い」「ドラマを見てから原作を一気読みした」という新規読者も増えました。

実写化の前後で原作漫画の再評価が進み、海外からも英語版で読まれるなど国境を超えて人気が拡大しています。

デスゲーム作品としては古典的要素を持ちつつも、独自の世界観とキャラクター造形で読み応えのある良作として高い評判を得ているのが『今際の国のアリス』と言えるでしょう。

作者・麻生羽呂の他作品紹介

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麻生羽呂(あそう はろ)先生は、『今際の国のアリス』以外にもユニークな作品を手がけています。

その作風はサスペンスからコメディまで幅広く、共通するテーマとして「極限状態での人間模様」や「非日常を通じた人生観の転換」が見られます。

ここでは麻生先生の代表的な作品や関連作をいくつか紹介します。

『呪法解禁 ハイド&クローサー』(2008~2009年連載)

呪法解禁ハイド&クローサー

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麻生先生のデビュー連載作にあたる少年漫画です。平凡な中学生・想介が祖父から譲られた魔法のテディベア「ハイド」と共に、命を狙う魔術師たちと戦うファンタジーアクション。

コミカルなノリと王道バトル展開で人気を博しました。麻生作品らしく、主人公の成長や仲間との絆が描かれ、随所にブラックユーモアも効いた意欲作です。

『今際の路のアリス』(2015~2018年連載)

今際の路のアリス

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『今際の国のアリス』のスピンオフ作品で、原作担当を麻生羽呂、作画を黒田高祥が務めました。本編とは別の主人公(女子高生・しのん)たちが“東京隕石災害”後の世界で繰り広げるサバイバルが描かれます。

舞台は関西(京都)に移り、本編とは異なるシチュエーションやゲームが展開されますが、「今際の国=臨死体験の世界」という設定は共通です。本編の後日譚的要素も含まれており、6年後の世界で再びデスゲームに挑む新たな“アリス”たちの物語となっています。

『今際の国のアリス RETRY』(2020~2021年連載)

今際の国のアリス RETRY

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本編の続編にあたる全13話の短期連載作品です。大人になった有栖良平(アリス)が再び今際の国に招かれ、新たなゲームに挑む姿が描かれます。

連載時期がドラマ放映と近かったこともあり、原作ファンへのサービス的な作品ですが、アリスのその後の人生や成長が描かれており、ファン必読の内容となっています。

『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(2018年~連載中)

ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~

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麻生羽呂が原作(ストーリー)を担当し、高田康太郎が作画を務める青年漫画です。

ブラック企業に勤めて人生に絶望していた主人公・天晴が、ゾンビだらけの終末世界になった途端に「会社に行かなくていい!」と生き生きし始めるという異色のゾンビサバイバル・コメディ。

ゾンビだらけの世界で「やりたいことリスト100」を実行していく爽快かつ風刺の効いたストーリーが人気を呼び、2023年にはアニメ化もされています。極限状況×コメディという麻生先生の新境地であり、国外でも注目を集める作品です。

その他の作品

上記の他にも、温泉巡りを題材にした『野湯ガール』(2021~2022年)、大人向けエッセイコミック『キャンピングカー・ダイアリーズ』、さらには最新作として恋愛×心理学要素を含む『セックスちゃん』(2022年~)の原作ネームを手掛けるなど、多彩なジャンルに挑戦しています。

麻生先生は作品ごとに異なる雰囲気を持たせつつも、人間の本質や生き方に切り込むテーマ性は一貫しており、『今際の国のアリス』が気に入った読者であれば、他の作品からも新たな発見が得られるでしょう。

作品に込められたテーマ・メッセージ考察

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『今際の国のアリス』が読者に投げかける最大のテーマは、やはり「生きる意味とは何か」という問いでしょう。極限のデスゲームを通じて、登場人物たちは己の生存への意志、生への執着心を試されます。

実際、物語内でも「げぇむ(ゲーム)は滞在者らの生きる意志を問うために行われている」と語られており、最後まで生き残った者たちは、現実への帰還かこの世界への永住かという選択を迫られました。

彼らが全員「永住権の放棄=現実世界に戻って生きること」を選んだのは、本作のメッセージそのものとも言えます。すなわち、どんな過酷な状況でも生きることを諦めてはならない。現実世界で再び人生を歩むことに価値がある、ということです。

物語開始時、主人公アリスをはじめ多くのキャラクターは現実に絶望したり、生きる実感を持てずにいました。例えばアリスは無気力な日常に不満を抱え、ウサギは父の自殺による喪失感を背負い、チシヤは社会の不条理に冷めきっていました。

しかし今際の国での死闘を経る中で、彼らは仲間との友情や信頼、自分自身の本心と向き合っていきます。

命のやり取りをするゲームの中でこそ浮き彫りになる人間の本音——卑劣さや優しさ、強さや弱さ——を目の当たりにし、自らも葛藤しながら成長していきます。極限状況は彼らにとって、自分の生を見つめ直す鏡だったと言えるでしょう。

特に象徴的なのがラストの展開です。隕石事故によって偶然にも死の淵に立たされた登場人物たちが、もう一度生きるチャンスを与えられる。

それは単なる幸運ではなく、今際の国で示した「生きたい」という強い意志の賜物です。アリスたちは現実世界に戻った後、今際の国での記憶こそ失っていますが、心の奥底には何か大切なもの(生への希望や他者への思いやり)を掴んでいるように描かれています。

ラストでアリスとウサギが引かれ合う場面は、その魂レベルでの繋がりを示唆しており、人と人が支え合って生きることの尊さを感じさせます。

また、作品タイトルやキャラクター名にちりばめられた「不思議の国のアリス」になぞらえたモチーフも興味深いポイントです。

アリス=有栖、ウサギ=卯兎、帽子屋(ハッター)、ミラ(鏡)など、ルイス・キャロルのファンタジーの登場人物を想起させるネーミングは、一見ファンタジックな異世界での冒険譚を思わせます。

しかし本作ではその幻想的な舞台設定を借りつつ、実際には現実世界で生きることの意味を真正面から問いかけています。

奇想天外なデスゲームの裏には「日常をどう生きるか」という普遍的なテーマが横たわっており、読後に色々と考察したくなる奥深さがあります。

最後に、「今際の国」は臨死の境界にある世界でありながら、決して無意味な世界ではなかったという点も注目したいところです。

参加者たちが見せた友情や勇気、自己犠牲は現実には消えてしまう記憶かもしれません。それでも彼らは確かにその世界で懸命に生き抜き、何かを学び取ったのです。

その経験は消え去ることなく、人間としての成長となって現実の人生に活かされる——そう信じたくなる読後感があります。

作者・麻生羽呂先生が作品を通じて読者に伝えたかったのは、「どんな絶望の中でも人は変われるし、生きる意味を見出せる」という力強いメッセージではないでしょうか。

漫画全巻を無料で見れるサイトやアプリはある?

今際の国のアリス

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結論から言うと、「漫画全巻を無料で読める合法的なサイトやアプリ」は基本的に存在しません。

なぜ全巻無料は存在しないのか?

その理由は、漫画作品には著作権があり、作者や出版社が正当な対価を得ることで作品制作が成り立っているからです。

仮に無料で全巻を提供しているサービスがあったとしても、以下のような問題が考えられます。

  • 著作権を侵害している可能性が高い
  • 広告収益などで不正に利益を得ている
  • ウイルスや個人情報の漏洩リスクがある

一部無料や試し読みなら合法サービスも多数

合法的な方法で漫画を無料で読むには、「一部無料」や「試し読み」を提供している公式サービスの利用が現実的です。例えば以下のようなサービスが該当します:

  • ジャンプ+(集英社)
  • LINEマンガ
  • ピッコマ
  • コミックシーモア
  • ebookjapan など

これらのサービスでは、期間限定での無料キャンペーンや、1話ずつの試し読みなどが行われていますが、「全巻無料」は提供されていません。

電子書籍で読むなら、コミックシーモアがおすすめです。

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漫画raw・漫画bank・manga1001は違法サイト!

「漫画全巻無料」と検索すると、よく見かけるのが「漫画raw」「漫画bank」「manga1001」といった名前です。しかし、これらはすべて違法アップロードサイトであり、利用するだけでも法律に触れる可能性があります。

違法サイトを使うとどうなる?

  • 著作権法違反のリスク
    アクセスしただけで「ダウンロード」と見なされる場合があり、法的措置の対象となることがあります。
  • ウイルス感染や詐欺広告の危険性
    非公式サイトには不正な広告やマルウェアが仕込まれていることもあり、スマホやPCがウイルスに感染する危険も。
  • 制作者を傷つける行為
    正規の収益を得られないため、作者や出版社に大きな損害を与え、次の作品が作られなくなる原因にもなります。

国も対策を強化中

文化庁や総務省は、こうした違法サイトへのアクセスを遮断する「サイトブロッキング」や摘発を進めています。実際に「漫画村」の運営者が逮捕・起訴されたケースは記憶に新しいでしょう。

まとめ

『今際の国のアリス』は麻生羽呂原作の漫画で、命がけのデスゲームをテーマに緊迫した展開が繰り広げられます。

日常から突如「今際の国」に引き込まれた主人公アリスが、生死を賭けたゲームを通じて仲間と協力し、時に裏切りや葛藤を経験しながらも成長していく物語です。

最終的には、この世界が隕石災害による臨死体験の世界だったことが明かされ、生きる意味や人間同士の絆を考えさせる深いテーマ性を持っています。

心理戦、知能戦、肉体戦、協力戦と多彩なゲーム展開があり、読者を引きつけて離しません。

ドラマ化され注目された本作は、原作漫画でしか味わえない緻密な心理描写や人間ドラマが魅力です。未読の方も、ドラマ視聴後の方も、ぜひ原作漫画でその世界観を楽しんでみてください。

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